stage life

舞台観たり、若手俳優追ったりして、楽しんでます。

ミュージカル「ヘタリア」

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ミュージカル「ヘタリア~Singin' in the World~」

2015年12月24日~12月29日
Zeppルーシアター六本木
 
 
私自身、中学高校と青春時代にかなり拗らせていた作品だったので、夏に舞台化発表されたときから何度も嘘なんじゃないか、いっそ夢ではないか?と確認してきましたが、ついに本当に舞台で国が見れる日がやってきました。エイプリールフールじゃなかった!
 
私が観劇したのは27日マチネ公演。ちょうど中間くらいだったのかな?お席は5列目20番台のドセンだったので、首も痛くならず見切れることなくブルーシアターでしたがベストコンディションで楽しめました。
 
 
 
 
以下、ざっくりと感想をキャスト中心に。
 
 
ヘタリア役 長江くん
すごいよ リアルイタちゃん!声が浪川そのものすぎて。話し方とかも全く違和感なかったのでかなり研究されたんだろうな...彼以外にイタちゃんは出来ないんじゃないかって思えるぐらいマッチしてました。二次元から出てきたかと思った。長江イタちゃんなら思いっきり甘やかしたい。ヘタレでもニートでもなんでもいいよ!お姉さんが養ってあげるよ!!!
しかもお歌も上手!!17歳でこれだけ堂々と主役はって、周りの濃いキャスト陣にも圧倒されずにやりきった長江くん本当に立派だと思います。若いのに全然引けをとってなかった...!アドリブの対応力や挨拶もしっかりしていて、出来る子すぎて恐ろしかったです。彼が現役高校生だなんて信じられない...
 
 
日本役 植田さん
個人的に一番拍手を贈りたいです。すごく本田。話し方から息の抜き方、歌い方までヒロキタカハシだった。長江くんと違って声の本質が広樹さんと似ているわけではないのに、きちんと広樹さんの日本を彷彿させられました!すごい!!ストイックな植ちゃんのことだからすごく研究されたんだろうなぁ...。特に「あっ...」だったり「っん、」だったり息遣いがとってもそっくりで。驚かされました。肉じゃがの歌かわいかったです。この日本のノリで是非「ぷかぷか☆ばけーしょん」歌ってほしい。
あと、植田菊は強いと思う。絶対強い。
 
 
ドイツ役 近江さん
鍛えたって言ってたけど、本当に胸板あつくなってた...!最初から最後まで真面目でカッコイイ男の子でしたね。陽ちゃんのドイツは良い子度が本当に強い。もちろん原作でもドイツはただの良い人なんだけど、陽ちゃんがするとなおさらで。そしてラストの熱いお芝居にはほんとに涙させられました。イタちゃんから伝言を預かるとこでアンサンブルの子と掛け合いするドイツがすごく可愛くて安元さんぽかった。ドイツが自分のこと「ドイツさんここにいますよー」って言ってて死ぬほど萌えた。ギラギラに熱い陽ちゃん見るのが個人的には久々だったので、勝負だァーー文次郎!!な陽ちゃんを思い出してウズウズしました。
 
 
フランス役 寿里さん
おにいさんいろんな意味で大活躍でしたね!まさしく功労賞です。お疲れ様です。寿里さんがいなきゃヘタリアのコメディテンポは作れなかっただろうなぁ。観る側の肩の力を上手に抜かせてくれるあたりがさすがです。寿里さんのおにいさん、終始はしゃいでるときの小野坂要素が満載で楽しかったです。寿里おにいさんで悪友やったらもうはちゃめちゃだろうなぁ、なにそれすっごく見たい。寿里さんのおにいさんは確かに裸になりそうなおにいさんだった...ポンコツにいちゃんだった...最高。今回は内容的に無かったから仕方ないのですが、おにいさんの闇だったりシリアルな部分も寿里さんだったらたまらなく素敵に色気と哀愁溢れて演じてくれるはずなので、今後はそんなおにいさんもぜひ...!
あと、ポールつたって降りてくるときのおにいさんめちゃくちゃ気品漂っていて一瞬の色気を感じて破壊的でした
 
 
イギリス役 廣瀬さん
つねにポケットに片手突っ込んで立っていたり、柵に片足乗っけていたりと反抗期ヤンキーなイギリスでした。カッコつけたいお年頃なイギリスちゃん。アメリカにギャンギャン吠えるイギリスちゃん。
私が見た回でのイギリスは、ツンデレ要素はなく本当にロック一本推しな元ヤン感がものすごく強いイギリスで、紳士的だったりほあた☆しそうな感じでないなぁ...と思っていたのですが、他の回では妖精さん見えたり、アメリカへツンデレ見せたりしていたと小耳に挟み、おおお!!っとなりました。
内容があれだったこともあって、イギリスの「日本こっち向けよ」「日本俺が構ってやるよ」感がすごかった。日本は俺のものなんだぜって言い出しそう。島国ぃ。あと廣瀬イギは語尾に「ZE☆」ってついてそうだよね。サングラスとかかけちゃうし。妙にいきがったりしてて、ロックかっこいいだろ!ってブイブイ言わせてる中学生男子みたいで可愛いかったです。あの子絶対厨二病こじらせてる(褒め言葉)
 
 
アメリカ役 龍虎さん
マジで格好良すぎた龍虎メリカ。イケメリカがここにいた。そしてもちろん笑いの部分でも寿里さん同様大活躍で、お芝居を引っ張っていってくれる龍虎さんさすがです。龍虎が舞台上に出てくるとそれだけでほんとに安心感が生まれるんですよね。それにしてもこのメリカは絶対賢いよ、頭いいよ、大人だよ、イギリスの3枚ぐらい上手いってるよ。イギリス容易くあしらってたよ。イギリスがんばれ。なのにそこからの倉庫掃除でのメリカはすごく繊細で。兄弟ずるいなぁ。アメリカずるいなぁ。日本とのシーンもアメリカの一言が格好良すぎてですね...!チートだこいつ。豪快なフリーダムさも冷静な賢さも持ってるアメリカでした。あと連合国でいるときのリーダー感がすごい。ヒーローかっこいいよメリカかっこいいよ
 
 
中国役 杉江くん
連合国ヒエラルキーにおいて堂々最下位にいるであろうにぃにでした。このにぃにびっくりするぐらい全然みんなから相手にされてないんだよ!かわいい!しかも、相手にされないだけじゃなく踏まれて弾き飛ばされてまさに不運なにぃに。おにいさんぶりたいのに全然うまくいかないどころかフルボッコされてる杉江のにぃにはひたすら可愛い。杉江も甲斐田さんの話し方に似せようとすごく頑張ってた印象でした。あれを真似するの難しいですよね、本当にお疲れ様でした
 
 
ロシア役 山沖さん
純度の高いロシアちゃんでした。ろったまってよりロシアちゃんって感じ。恐怖の象徴なんかじゃないよただの天使だよ。友達欲しい子って部分をフィーチャーしてこれでもかってぐらい全面に押し出してきてたので、早くバルト三国呼んであげてくれ。おっきーロシアちゃんすごくお姉さま方に苦労して育ったんだろうなぁ...マイナス思考な歪み方してて可愛かったです。今度はもっと、呪っちゃうね☆なおちゃめダークなろったまも見れたらいいな なんて期待してます!
 
 
オーストリア役 菊池さん
1人ミュージカルでした。さすが。歌での安定感がそのままオーストリアさんのらしさにもなって現れていて、とっても良い貴族でした。アドリブ振られて滑るあたりもオーストリアさんっぽいからオールオッケイです。プンスカプンスカする小姑っぽいオーストリアさんってよりも、本当に貴族で高貴で大人っぽいオーストリアさんでした。あと天然度が高い。可愛い。自分の世界持ってそう。
 
 
 
〈アンサンブル〉
原野正章くん
今回ヘタリアを観劇して、原野くんのことは初めて知ったのですが、オープニングでみたときから顔がとにかくタイプだったのと笑顔と動きがすごく可愛くて、その後もついついずっと追いかけてしまいました。客降りのときも原野くんのことばっかり見てたぐらい。もう終演後にすぐお名前しらべてツイッターフォローしました(笑)表情がくるくる変わるのが可愛くて、見ていたくなる子でした。そして原野くんの神聖ローマもすごく良くて!声やセリフ回しも声優さんに似ていて、うるっとしちゃいました。
他の舞台に出ているところも見たいなぁ。年上の方かなぁ?と思っていたら同じ年で、さらに応援したくなったので、今後注目していきたいです!
 
三原大樹くん
11月に「十二夜」で拝見したことがあって、なんだことキラキラしていて可愛い子は!とすごく印象に残ったので、そのときも原野くん同様に終演後にググった思い出が。ヘタリアにアンサンブルとして出演することを知っていたので、また彼が見れるのかぁと楽しみにしていたのですが、ヘタリアでも可愛いかったです!ちびたりあもすっごくキュートだっなぁ。終始天使度高かった。10代すごい。さすがジュノンボーイ。三原くんの活躍も今後楽しみです。
 
 
 
 
 
役者のみなさんが、本当にキャラ研究をしてくれていてり、アニメの声優さんに近づけようと努力してくれていたのが伝わってきて、すごく嬉しかったし感動しました。役者さんってすごいなぁ。あと、エンディングのまるかいてメドレー最高でした。各イントロ聞いただけで鳥肌立ちました。あの演出はずるい。
 
きっと再演や続編があるだろうとおもうので、今後の展開も楽しみですね。個人的にはやっぱり寿里さんで悪友がみたいので、ギルちゃんとトーニョを是非...!